先日、某現場にて橋脚の側面及び梁部の鉄筋探査の依頼を受け実施してきました。
画像による斜めに伸びた鉄筋2本がお分かりになるでしょうか??
まるで、漸近線のように並行して交わることなく側面部中央付近で終わっています。
通常、鉄筋は井桁に入っているものと思われがちですが柱から梁部に近いところは梁部の角度に平行に
鉄筋が入っていることも実は多々存在します。そこ付近へ削孔することは稀なのであまり重要視していませんが、
ここまで角度がついて2本上がってきた場合は完全に別物とし「クリティカルな鉄筋」とふまえて探査しなければ
なりません。
竣工図が前もって手に入っている現場ではある程度予測しながら探査できるのですが
この斜めに入った鉄筋をシビアに探査し探し当てることは結構時間のかかるものです。
物量と時間が拮抗した現場でのこの探査は当方も応援に行っていましたが流石我社の誇る技術員S氏、O氏だなと
改めて感じた瞬間でもありました。 Y・F