日付:2024.9.10~9.11
場所:兵庫県神戸市北区付近
作業内容:鉄筋探査
橋梁補強補修工事に伴うブラケット設置箇所の削孔位置において、内部鉄筋を切断することなく削孔作業が出来るよう、レーダ探査器により鉄筋探査を行いました。
今回の探査対象は水平力分担構造のブラケットです。
水平力分担構造とは、変位制限装置とも呼ばれ、地震が発生した際、地震の水平力を橋台や橋脚の複数の箇所に分担させて受け持たせる耐震補強用の構造になり、主桁が異常に移動して支承から外れることがないように設置するストッパーのことです。
探査面は橋台の側面と主桁になります。
桁にはPCケーブルが入っていると事前に聞いており、先に竣工図をもらっていたためPCケーブルの位置を図面で確認し、イメージを膨らませ想定通りの位置に波形が現れ円滑に作業が進みました。
今回の現場は足場上での探査ではなくローリングタワー(高所作業に用いる移動式足場)での探査となり、少しいつもと勝手が違いましたが安全に作業を遂行出来ました。
最後に今回の現場の写真をUPしておきます。
▼ローリングタワー組立の様子
▼探査後の配筋図(主桁部) PCケーブルは黄色で引きました
▼探査箇所